2019.7.6（土）　東金RG様　栄養セミナーのご報告

平素よりご愛顧いただき誠にありがとうございます。

２０１９年７月６日（土）９：３０～１１：００で東金アリーナにて行われました、女子新体操チーム「東金RG」保護者に向けた栄養セミナーの活動報告になります。

今回、ANNTONESSAとして座学メインのセミナーを実施させて頂きました。演技をする子供たち以外に、何か保護者として出来る事はないかとチーム代表者と話を進めさせて頂き、今回のようなセミナーの実施に至りました。

内容は、「成長期の子供たちに向けた食事栄養とコンディショニング」としてお話をさせて頂きました。

新体操競技は、技の完成度や演技による得点によって競い合われる競技ですが、その中でも競技者は、演技以外にも体型の維持・調整として常に気を遣う事になります。

まず、私たちは“なぜ食事を摂るのか？”といったところから話を進めていき、食事摂取後の消化・吸収に至る過程をお話した後に、栄養素と体内での代謝による効果などを説明いたしました。

新体操の練習時間は、ウォーミングアップとして６０～９０分ほど行うのが平均的であり、その後に演技の練習へと入っていく為、練習環境としては半日近く掛かる事もあります。その中で、１日３食を摂りながら練習前後の補食によって、失われた水分や栄養素の確保をしていかなくてはなりません。

しかし、子供たちの心理として「太りたくない」といった考えから、食事を極端に制限してしまう事も少なくありません。結果として、栄養不足の状態では演技中のパフォーマンスに影響が出てしまったり、極端な食事制限が続くと障害発生や内科的な疾患へと辿ってしまう事もあります。

今回伝えたかった部分として、本来ならば食事は楽しく身体を健康に保つ為に必要ですが、競技特性上から食事に対してネガティブになってしまう事を防ぐために、説明をさせて頂きました。

セミナーでも説明したのですが、子供たちの好きなおかずとして「唐揚げ」や「ハンバーグ」、デザートとして「アイス」を食べる事が「悪」ではないという事です。日々の身体を体組成計でモニタリングをする事で、体内の変化に目を向ける事で恐怖心が減る事もあります。食べてはいけないといった観念より、家族で子供の成長に目を向けて、一緒に食事内容や新体操に取り組むことが第一歩ではないかと考えます。

私も、アスレティックトレーナーとして、一緒になって状況改善に努めていきたいと思います。

食事栄養のセミナーをさせて頂きました、「東金RG」の関係者の皆様ありがとうございました。