７月　基礎からコンディショニング

平素よりご愛顧いただき誠にありがとうございます。

２０１９年７月１６日（火）および２０１９年７月３０日（火）１０：００～１１：００で東金アリーナで行われました、基礎からコンディショニングの活動報告になります。

今月は、参加者の移動能力を評価する事を目的に「立ち上がりテスト」と「２ステップテスト」を行いました。これらのテストはロコモティブシンドロームのチェックの為に行われるテストとして使われます。

ロコモティブシンドロームとは、立つ・歩くなどの移動機能が低下した状態を指します。移動手段が発達した現代社会では、自分の足で歩く機会が減ってしまったが故に筋力低下を招きやすくなっています。将来的に見たときに、転倒による骨折や心肺機能の低下などから“寝たきり”状態になってしまうと、健康寿命が短くなるとも言われているので、どの年代においても意識して運動習慣を取り入れる事が求められています。

まず、立ち上がりテストですが、４０ｃｍ・３０ｃｍ・２０ｃｍ・１０ｃｍの高さの台に座った状態から、両足ならびに片足で接地したまま姿勢を崩すことなく立ち上がれるかを見ています。立ち上がれる事で、脚のもも前の筋力を確認する事が出来ます。

２ステップテストでは、事前に身長を計測しておきます。テストとしては、バランスを崩すことのない範囲で大きく２歩歩いた距離を計測します。その後、2歩の距離と身長を割った数値を出すことで、移動能力の評価をします。

どちらのテストも、参加者の身体能力を測る事を伝えると、皆さん張り切って取り組んで頂きました。参加者からは、「最後まで自分の足で歩けるように生きたい」と、真剣に自分の身体の事を考えて参加して頂いています。

身体機能を評価した後に、内容に応じたストレッチやエクササイズを実施していきました。気軽に自宅で出来るものもありますが、フォームに自信が無いときや自宅運動がなかなか始められない方に対しては、無理して運動をするようにとは伝えていません。“出来ない自分”を作ってしまう事で、運動に対しての意欲が低下してしまう事もある為、まずは月に一度でも参加して頂くことで、運動に慣れて頂いています。